• 胆のう粘液嚢腫

    肝臓にある胆のうという袋状の臓器の中には、通常サラサラした液体(胆汁)が入っています。
    この病気になると、液状ではなくゼリー状の物質が胆のう内に溜まり固くなっていってしまいます。
    初期は無症状な場合もあり、健康診断時の超音波検査などで発見されることがあります。
    悪化していくと胆のう破裂を引き起こし、お腹の中で強い炎症が起こるため緊急手術となる可能性があります。


    症状
    食欲・元気の低下、下痢、嘔吐。
    胆のうが破裂した場合、強い腹部の痛みあり


    検査 
    血液検査・・・肝酵素値の上昇、黄疸など
    腹部超音波検査・・・胆のうの異常所見


    胆のう超音波写真(シュナウザー 雄)

    胆のう内に特徴的な星状またはキウイフルーツ状の画像所見(○)がみられます。

    摘出した胆のうの写真

    治療は動物の状態をみながら、できるだけ早期に外科的に胆のうを摘出します。

    胆のう割面

    胆のう内に溜まったゼリー状の物質(矢印)です。



    腎結石・尿管結石

    腎臓にできた結石が尿管に詰まってしまい尿が流れなくなり、腎臓内に尿が溜まっていくことで腎臓に障害を引き起こします。腎臓にできる結石としては、シュウ酸カルシウム結石が多いとされており、できてしまった結石に対しては手術で摘出します。
    術後は結石ができないように食事療法で予防をし、定期的に尿検査や腹部の画像診断を実施していきます。


    症状
    吐き気、元気食欲の減退、腹部の痛み など


    検査 
    血液検査・・・腎障害の確認
    レントゲン・・・結石の数や位置などの確認 
    超音波検査・・・腎臓の形や機能、尿管の拡張の有無など


    術前レントゲン写真(ネコ 雌)

    腎臓内および尿管内に5個の結石があります(○内)

    術後レントゲン写真

    結石を摘出した後の腎臓です(○内)

    摘出した結石の写真

    シュウ酸カルシウム結石でした。



    口鼻瘻管

    口と鼻を隔てている骨(歯槽骨)が溶けて貫通した状態です。歯周病などが原因となることが多く、くしゃみや鼻水が増えることで気付く場合があります。


    症状
    くしゃみや鼻水の増加、歯周病による口臭 など


    検査 
    身体検査・・・口腔内のチェック
    レントゲン・・・歯槽骨の状態の確認


    歯石除去前の写真(ミニチュアダックス 雌)

    歯石が付着し(矢印)歯肉炎を起こしています。

    歯石除去後の写真

    歯茎がすり減って、歯の根元(矢印)が露出しています。

    抜歯後の写真

    犬歯の穴の奥が鼻につながっています。

    縫合後の写真

    穴が大きく深いため、口唇の粘膜で覆うように縫合します。

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